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甘えられない家庭で育つと・・・「おまえはだめな子だ」と言われ続けて 梢さんは、両親と母方の祖父母と弟の6人家族の中で育ちました。小さい頃、母に甘えたくても仕事に出ており家にはいませんでした。家のことや育児などは祖母が主にやっていました。祖母は気丈な人で言葉もきつく、梢さんには「ママはお前より仕事が大事だから、お前をおいて出ているんだ」とか、「だめな子だね。何もできない子だね」など侮辱する言葉や否定的なかかわりが多かったそうです。それは祖母だけでなく、祖父や両親からもありました。彼女は、自分は「だめな子なんだ」と思い込んでしまい、どうやったら自分が人から受け入れられるかと人前ではわざとおどけた振る舞いをして興味を引き、笑わせたりしていました。成長するうちに時々人間関係に苦しさを覚えることもありましたがこれが自分だと思い生きてきました。結婚してからも実家に帰ると、「お前はほんとにだめだね。何もできない。」と否定されたりしました。帰りたくないと思っていても、孫を連れてくるように言われるので、断わりきれずに帰ってしまうのでした。むしろ行かなければいけない、断ってはいけないとも思っていました。夫は、彼女の実家があまりにも謙遜した言い方をしたり、否定的な物言いが多いのに不自然さを感じていました。「何もそこまで言わなくても」と、彼女の立場に立って味方をしてくれました。味方は夫しかいないためか、実家で子どもが可愛がられたりすると、無性に腹が立ちました。「私には何もしてくれなかったじゃない。何で花子だけかわいがるのよ。」と、家に帰るとイラついて子どもにきつくあたり、時々手が出てしまうことがあるのだと訴えました。 PHP 別冊12月号 2008より転載しました。
2008年11月
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