自主フォーラム 「個別支援から親支援グループにつなぐために」を開催

 PSG研究会は、平成16年度福岡で行われた「日本子どもの虐待防止学会」のときに、虐待親のグループのあり方について保健機関で理論構築をしていかなければならないと声をかけて集まってくれた保健師たちの集まりです。主に虐待の親支援やグループミーティングについて議論しています。これまで全国ブロック毎に親支援グループ(MSGとPCG)の研修を実施してきましたが、グループを立ち上げても参加する母親が少ないとか、どういう対象をグループにつないでいいのかわからないとか、グループの運営に行き詰っているなどという悩みがあちこちの保健所や保健センターから聞こえてきました。
 そのためにPSG研究会では、どこをどう研修していけば基本的な押さえができるのだろうかと、毎月1回夜都庁の会議室に集まってディスカッションをしてきました。メンバーは国立保健科学院、東京都、世田谷区、川崎市、さいたま市、埼玉県などの保健師、それにOB3人、いずれも保健師道を貫きたい、あるいは貫いてきたまじめな?人たちです。毎回議論を積み重ねてようやく今年の5月頃にようやくテーマを絞るところにたどりつき、8月末に家庭訪問場面のシナリオが完成したというギリギリまで危ない状況でした。
 9月6日(土)、9:30から16:30まで、午前中は中板さん(面接技術 あらためて人と向き合うということ)と、私(グループ導入と展開について、グループにつなぐこと)の講演、午後は家庭訪問のロールプレイとグループワーク・質疑応答という大変内容の濃い研修でした。参加費は3000円ですので、値段からすると大変お得な研修だったと思います。こんなに安い参加費は、保健師の研修位でしょうね。(余計なことですが、ギャンブリングのNPOの研修でも1日で7000円は取ります。)
 参加者は80名、運営を手伝ってくれた実行委員が20名で、総勢100名位でした。東京都の市町村保健師が多かったのですが、北海道・長野県・茨城県など他県からもたくさん参加してくれました。親支援グループの研修を事前に受けていたり、MSGやPCGを実施している人は分かりやすかったと思いますが、全く親支援グループについての知識がない人には少し分かりづらいところがあったかもしれません。親支援グループのDVDを作成していますからそれらを見て勉強してください。
 私は長年アディクション問題にかかわってきています。最近は保健所や保健センターでアルコール相談を閉鎖する自治体が増えているようです。アディクション、特にアルコール依存症の対応をしっかり勉強していると、グループにつなぐということも自然とスキルがついていくのですが、かかわっていないとつなぐスキルも身につくのは難しいかもしれません。さらに虐待はアルコール依存症よりも対応は難しいところがありますからね。
 でもがんばって個別支援とグループミーティングをしっかりやっていきましょう。
 
親支援グループについて知りたい人は、「保健機関が行う親支援ミーティング」の手引きとDVDをセットにして1500円+送料で販売しています。
 
ホームページにチラシを添付していますので健やか親子特別委員に連絡をしてください。
 なお、研修の希望があれば連絡してください。

2008年9月