グループミーティング研修in大阪

 大阪で親支援グループの研修をしたいという企画が、今年の初めから持ち上がっていました。「ええ・・・行きたくないな」という言葉がいの一番に出てきたのはなぜでしょうか。私の心理としては、大阪は今まで独自のやり方でやっているし、精神保健やアディクションの概念はあまり通じないのではないかという気がしたわけです。それに児童虐待についても、大阪には有名な保健所長や小児科医、大学の教授などもそろっていて、母子保健でも先駆的に厚生科学研究が毎年報告されています。なんで東京・関東から行かなきゃならんのや・・・。20数年位前に大阪でアルコールの研修を受けたときも、大阪の保健所には精神保健相談員が配属されて、断酒会などとも積極的に連携しており、精神保健の分野に保健師の出番はないのだろうなという感想を持って帰りました。
 大阪に行ってみてやっぱり・・・という不全感。相性が悪いというか、疲れた思いをしてきました。研修会は盛況で120人位は近畿圏から来ていたのですが、私の講演は調子が乗らなかったです。講演をするには、主催者側との気持ち良い関係がないとだめですね。挨拶、研修テーマや演者への関心度、現状などについて、始まる前に多少は会話がつながっていると乗れますが、名刺交換だけして終わり。主催者も話の話題が見つからないのか、黙っていました。こちらも取り残されたような少し嫌な気分になりました。参加者がどこから来ているのか名簿も見せてくれず、レジュメの配布も大阪の担当者からはなく、時間が来たら90分話をして終わり、しかも終わった後で何の感想も言ってくれないのでさみしい限りです。私は、前日は、関東ブロックの母子生活支援施設研究会だったので、その対応の差と雰囲気はあまりにも違うので、よけいにそう感じたのかもしれません。
 おまけに私の近著「子ども虐待の予防とネットワーク」の本の売れ行きも同業者の会にしてはあまり反響もなく、若い人は「子ども虐待のQ&A」や発達障害の本に興味を持っていて、それを横目に見て、こんな講演会場ってないよなという思いで帰ってきました。出版社の人も大阪は独特の雰囲気があると言っていましたが、そのとおりです。グループミーティングも自分の気持ちや感情を相手に伝えることが大事ですが、それがないと受け入れられていないのを実感します。私の勘があたったのは残念ですが、こんなところもあるのでしょう。暑い日が続くので、気にしてもしょうがないし、こんなもんだと思って、いろいろあっても水に流しましょう。

2007年7月