新刊「子ども虐待の予防とネットワーク
ー親子の支援と対応の手引きー」発売

 お正月は休む暇もなく2回目の原稿校正を終え、1月6日に編集者に渡しました。3回目の校正もやりたかったのですが日程的にもかなわず、これで大丈夫かなと心配もしながら、1月29日の発刊にこぎつけました。単著で300ページというのはなかなか難しいそうです。元原稿は300ページを超えていたのですが、ページ数が多いと値段も上がるので、やむをえず削除した図表や原稿もたくさんありました。削りに削って294ページに収めることができて、値段も妥当ではないかと出版社の編集者は言っています。
 本は2月中旬には書店にも並ぶそうです。以前に発行した「あなたにもキャッチできる児童虐待のSOS」は、出版社が書店に販売経路を持っていなかったので、「公衆衛生情報」の雑誌と口コミでしかPPすることができませんでした。しかし、今回の中央法規出版は書店にも販売経路があり、全国各地に支店もあって販売員もいるそうなので、PRや販路はかなり大丈夫のようです。初版本は3000部印刷しています。専門書は3000部売れれば「御の字」といいます。果たして市町村などで子どもにかかわっている関係者や関係機関の方たちに読んでもらえるのか、読んでもらえないのか、どんな反響があるのかないのか、恐ろしくもあり、期待感もありの心境です。
 自分としては、子ども虐待の転換点になった本ではないかと考えています。それは私の原稿というよりは、加害者の体験談が自分の言葉で生育歴を含めて綴られていること、しかもそのうちの2名は実名で書いていることなどです。虐待者がどのように回復するのかしないのかは、これまで分からない部分でした。本を読んで、グループにつながり回復している加害者がいることを市町村職員の人たちに知ってもらいたいと思います。これまで「虐待」という言葉で烙印を押されていた人たちの真の回復の姿が共有されていけるように、この本がそのための役に立てばうれしいなと思います。
 ぜひ、ご一読ください。そしてご感想やご意見を私や出版社にください。

2007年1月