
Q1:あなたの問題は何ですか?
Q2:その問題から回復したい願望はありますか?
Q3:回復するためにはどんな行動でもしますか?
それでも体の具合が良くなると、詭弁で反論してくる患者さんも少なくありませんでした。中には「あなたの出来ることは提案だけだろう?!」と怒りで瞳をめらめら燃やしながら、ぼくに詰め寄ってきた患者さんもいました。ひとしきり話は聞きましたが、「回復していない時期に提案などしても意味がありません。リハビリ施設に通いなさい」と、ぼくは強要しました。
好きなことをやって病気になったのなら、嫌いなことをやらなければ回復できないのは当然です。セルフヘルプのミーティングにしても、リハビリ施設にしてもルンルン気分で通う人など、ぼくは見たことがありません。嫌々でいいのです。嫌々通うことから回復は始まるものだと思います。
毎日のようにパチンコ屋に通っていた人が、週に数回ミーティングに通うだけで回復できるものでしょうか?
そのことでパチンコが一時的に止まったとしても、なぜ自分がギャンブル依存症にならざるを得なかったのかまで自己洞察するのは難しいと思います。
リハビリ施設では同じ問題を抱えた仲間と寝食を共にし、回復モデルをみつけてその真似をすることが出来ます。あわてることも、競うこともありません。死ではなく、再生への道を歩む同志との濃密な時間と空間があるのです。そこがギャンブル依存症者のリハビリ施設・ワンデーポートです。
(「ワンデーポート通信」第55号 2005.03 より転載)
2005.5 (吉岡 隆)
■第1話
■第2話
■第3話
■第4話
■第5話
■第6話
■第7話
■第8話
■第9話
■第10話
■第11話
■第12話
■第13話
■第14話
■第15話
■第16話
■第17話
■第18話
■第19話
■第20話
■第21話
■第22話
■第23話
■第24話
■第25話
■第26話