
●病気になったことは恵み
覚せい剤依存症になり、精神科治療やカウンセリングを受け、ダルクやNAに通いながら「自分の物語」が見えてきた時に生まれる逆説。
●恨みが感謝に変わる
「夫がアル中になったばっかりに、私の人生はメチャクチャになった」と思っていた妻が、自分の人生の責任は自分にあることに気づいた時に生まれる逆説。
●無力を認めると回復が始まる
自分の意志と根性でギャンブルをよめようと思っていた間はやめられなかったのだが、セルフヘルプのミーティングで無力を認めてた時に生まれる逆説。
●自分が気づくために問題が与えられる
子どもが性犯罪で逮捕されたが、「この問題を通して親の私は何を学べば良いのか」という視点を持てるようになった時に生まれる逆説。
●手をはなせ
「私しか彼を助けてあげられない」という思い上がりが共依存。それが夫の回復を妨げており、妻の私が回復することこそ最優先なのだと気づいた時に生まれる逆説。
●嫌いな人は自分の鏡
はじめのうちは「違い探し」ばかりしていたのだが、「共通点探し」が出来るようになったある日、相手の中に自分を見ていたことに気づいた時に生まれる逆説。
●希望を持つのはいい。しかし期待はするな
期待は相手をコントロールしようとしているために、かなえられないと恨みに変質してしまう。相手にも神様がついているのだから、任せようと考えた時に生まれる逆説。
●重症のやつほど回復がいい
自分は軽症だと思っている人は、本気で回復プログラムには取り組まない。しかし自分は重症だと思って必死にプログラムに取り組んだ時に生まれる逆説。
●自分の意志を使うな
自分の意志を使うことによって立ち往生している時に、「神様だったらどう考えるだろう」と考えて、自分の意志を引っ込めた時に生まれる逆説。
ぼくの場合も、うまくいかない時は「逆説(パラドックス)」が助けになっている。
2004.5(吉岡 隆)
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